

そういう事で、一旦現職を退職する方もいますが、そのような事が出来るのは20代の頃くらい。
一旦退職して転職活動する時間は出来ますが、面接時に面接官から「転職先も定まらない状態で退職したのか」と質問され、回答に困る候補者が多い事。
では、働きながらどのようにすれば転職活動が出来るのかを解説していきます。
働きながら転職活動を行うのは大変ですが、以下にいくつかの方法を紹介します。
これらの方法を組み合わせて、効果的な転職活動を進めることができるかもしれません。
時間について認識を変える
忙しいと嘆いている人に時間を割くという手段を持っていません。本当に忙しい人は「忙しい」と嘆く事なく、必要に応じて優先順位を変え時間を作ります。
所謂待っていても時間はできませんが、自ら前向きな行動に出れば時間を作る事が出来ます。
その為にはあなた自身の認識や行動を変える必要があります。
以下の方法を組み合わせて、日常生活で時間を効果的に管理し、必要な時間を作ることができるでしょう。
優先順位を設定する
何が本当に重要で、何が単なる時間の浪費なのかを考え、優先順位をつけましょう。重要なことに集中し、他のことを後回しにすることで、効率的に時間を使うことができます。
またこの優先順位の設定により、予定していた用件であっても優先順位の低い事は「やらない事」に振り分けましょう。
「いいえ」と言うことを覚える
社用として業務を引き受ける事を否定しませんが、組織の中であなたが「便利屋」になっていませんか?
過度に多くの仕事や予定を受け入れることで、時間が圧迫されることがあります。自分の限界を認識し、必要であれば他の人にお願いすることや、予定を絞ることを考えましょう。
日程を視覚化
公私共にアナログ(予定表、スケジュール帳等)またはデジタル(PC、スマートフォン等)でスケジュールを一元管理して、予定を整理しましょう。
時間を確保するために、仕事や家庭の予定を調整して、余裕を持たせましょう。
私はスケジュール管理を敢えてアナログなスケジュール帳を利用しています。原則予定が先に入った用件が優先度高く、スケジュール帳に30分単位で予約します。そして予定が重なりそうな場合には後に入った用件を日程変更します。
時間のブロック化
似たような作業をまとめて行うことで、集中力を高め、時間を節約できます。
例えば、メールの確認や電話の対応を特定の時間帯にまとめて行うことができます。
私は外資系企業での勤務が長く、朝会社でPCを起動するとメール新規着信が100件以上は毎日の事です。
このメールを全て処理していたら時間を要します。よって優先順位の高いメールのみ限られた時間で処理します(メールタイトルや送信者等で優先度が判断できる)。そして午後一でまたメール処理に集中する時間を設けています。
無駄な時間の削減
毎日の活動を振り返り、無駄な時間の使い方を見つけましょう。
ソーシャルメディアやテレビの視聴時間を減らす、通勤時間を有効活用するなど、改善の余地がある場所を見つけましょう。
社内で無駄に人と会話していませんか?PCで必要ない事を検索したり閲覧していませんか?
就業時間後、同僚と飲食するのはコミュニケーションを図るのに良い事ですが、回数を減らせば時間ができませんか?
デジタルツールの活用
スケジュール管理アプリやタスク管理ツールを使って、予定を効果的に管理しましょう。リマインダーや通知を設定して、忘れ物や締め切りを逃さないようにしましょう。
就業中、全てのタスクに終了時間や日にちを設定して予定時間内にタスクを終了するようにしましょう。
このような時間管理がてきぱきと物事を処理する能力向上に繋がり、結果として時間に余裕ができます。
転職開始時期と終了時期(内定取得)の設定
今は転職活動するには忙しくて時間が割けないので、時間の余裕が出来たら転職活動を始めようと考えていたら、いつまで経っても転職活動を始められません。
まずは転職先内定取得時期を設定してその上で転職活動期間を見込みんで、転職活動開始時期を設定しましょう。
転職先内定取得時期
転職先内定取得時期とは退職の意思を示す時期と重なります。
ということはいつ退職の意思を示すのかということになります。
例えば冬のボーナスを受け取った後など具体的にその時期を設定しましょう。
転職活動期間
転職活動時期を想定してもその通り進まないということは重々承知の上で、転職活動期間を設定しましょう。
3か月なのか6カ月なのか1年なのか?
それはあなた自身が今回の転職で目標に掲げた職種やポジションとあなた自身のキャリアに応じて変わってくるでしょう。
その上で転職活動期間を設定しましょう。
転職活動開始時期
転職先内定取得時期と転職活動期間が設定できたら、おのずと転職活動開始時期が決まります。
今現在と転職活動開始時期には時間があることでしょう。この隙間時間に転職活動が開始できるよう準備していきましょう。
時間管理
「時間について認識を変える」と一部重なりますが、多忙な中でも時間について認識が変わると時間に余裕を作ることができます。
この能動的に時間が作れるようになった上で転職活動を進めて行きましょう。
履歴書・職務経歴書の作成
最初にスキルインベントリー(キャリアの棚卸し)をしっかり時間をかけて行い、履歴書・職務経歴書を作成しますが、この作業について手を抜くようなことをすると転職エージェントからの求人案件紹介や求人企業の書類選考等に大きく影響します。
よって平日就業後に行わず、休日等十二分に時間が確保できる日を作り、この作業を行いましょう。
転職エージェントとの面談
転職エージェントとの面談は転職活動において大変重要なイベントです。また転職エージェントは1社に頼るのではなく複数社登録して同時並行で進めて行きます。
数年前と違い最近はWeb会議システムを使い如何なる場所にいたとしても面談が可能な状況ですので、その上でスケジュールを組み面談を致しましょう。
求人企業との面接
求人企業との面接も新型コロナウイルス発生後、Web会議システムを使った面接が多くなりました。
この事で平日通常の就業時間外であっても面接が可能となりスケジュールがし易くなりました。
また外資系企業では海外本社関係者との面接がある場合があります。こちらはFace to Faceの面接、Web会議システムを利用した面接以外に電話で行う場合があります。
私の経験ですが、日本時間午前7時に自宅に海外本社関係者から電話を受けてインタビューを受けたことがあります。海外本社関係者は2名おり電話のスピーカー機能を使い私にインタビューがありました。顔を見る事が無かったので表情等確認できないことがありましたが、こちらからも有意義な質問が出来貴重な時間でした。
転職エージェントの活用
個人で転職活動していて立ちはだかる問題が設定した転職の目標となる職種やポジションに相当する求人を探し出すことです。
転職エージェントの利用には利用者によって賛否あるのは理解できますが、多忙が故に転職エージェントの活用は欠かせません。
また転職エージェントの登録社数が1社だとその転職エージェントの力量に左右されますので3~5社程度登録して同時並行的に活用しながら転職活動を進めていきましょう。
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