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季節毎に食べ物等旬がありますが、転職にも適したタイミングはあるのでしょうか?
今回は、一年の中で外資系企業へ転職に適したタイミングと新卒から社会経験を積みどれくらいで転職するのが良いタイミングなのか解説していきます。
一年の中では秋が転職に最適
現在にように転職に関する広告がTV等メディアに氾濫する前より、様々な理由で企業を退職する人材は存在した。
当時の多くの日本企業では退職者が出たとしても中途採用には消極的で社内異動等で補っていた。
しかし、外資系企業日本法人の多くが海外グローバル本社から見て、APAC地域のセールスオフィスの一つに過ぎず、コストを最小限に抑える為に人員に対しても最小限に留めていた。
日本企業同様に少数精鋭の外資系企業とは言え、退職者は不定期に発生する。外資系企業では社内昇格等行うより社外の優秀な人材で補う事に力を入れる。社内昇格で日本企業の様に育成するのではなく、外資系企業では空席となったポジションを即遂行できる人材を採用する。これも外資系企業のコスト意識の高さと人材流動化への対応が早かったことによるだろう。
ではその退職者は一年の内いつ多いのでしょう。冬のボーナスを受け取る時期前後に退職者が組織に退職の意思を示す人が最も多い。
ということは早く退職の意思を示すのが9~10月辺りでしょう。また遅く退職の示す時期は実際ボーナスを受け取った後の12月~翌年1月でしょう。
という事は10月~12月が最も求人が多い事となります。
但し、この期間は実際に求人案件を受け取り、応募する期間となります。
転職活動は、この応募に至るまでに、「転職の目標設定の為のキャリアインベントリー」「自己分析」「履歴書・職務経歴書の作成」「転職エージェントの選定・登録」「転職エージェントとの面談」がありますので、これらのプロセスにかかる時間を見込んでアクションを起こしましょう。
転職に最適なビジネス経験年月
過去も現在もなんらスキルや経験もなく転職と称して組織を退職して、新たに組織へ採用してもらう為に行動を起こす人がいます。
このような転職をする人の多くは求人案件に「未経験可」という文字のみが頼りに行動している。それでは転職時に年収を含む労働条件を良くすることは出来ず、単に年齢のみ加算していくことになり、いずれ「未経験」の対象外になってしまうでしょう。
外資系企業への転職に「スキル」「経験」は不可欠であり、この場ではあくまでも前向きな転職を目指す人材を対象に説明いたします。
新卒で組織に加わり担った職種を先輩や上司の助けなく全うできるようになるには少なくても3年~5年は必要でしょう。しかし、これではあくまでも一人で業務遂行できるようになったに過ぎません。
大まかですが、新卒から10年前後経てば、組織やプロジェクトでリーダーとして活躍できるでしょう。マネージャーとして部下はいないけれども組織やプロジェクトのリーダーとして様々な成果が出せるようになれば、優れた専門性を持ったビジネスマン/ウーマンとして他社でも活躍できるだけのスキル、経験及びそれに基づく成果となっているでしょう。
この段階が最初の転職に適したタイミングでしょう。
しかし、転職せずに同じ組織で活躍していけば部下の有無を問わずマネージャーとなるでしょう。過去日本企業の管理職は殆ど部下がいましたが、昨今部下の有無を問わず成果を出した人材を昇進させる際に部下はいないけれども職位としてマネージャーという方は増えています。
この時期を暫く過ごすとマネジメント経験という実績ができます。
このマネジメント経験の有無で30代あっても応募できる求人案件の幅が変わってきます。
よってこのマネジメント経験を持って次の転職に適したタイミングとなるでしょう。
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